身近な人が逮捕された人の相談や対処などのまとめ

刑事事件に関わった人々の話

過剰防衛で身柄を拘束された

仕事を終えた朝方の帰宅途中、狭い道路の先に金髪のカップルがはしゃいでいるのが見えました。嫌な予感がしましたが、遠回りをする気力も体力も残っていなかったので、下を向いて通り過ぎようとすると、男が半笑いで道を塞ぐように立ちはだかりました。

避けようとしてもきりがない状態だったので、どいて下さい、と丁寧に言うと、男の態度はさらに悪化し、女の方も高笑いしながら携帯で撮り始めたので、思わず舌打ちを鳴らしてしまいました。すると男の態度が豹変し、胸倉を掴まれたので、先手必勝で腹を殴り、動けなくなるまで暴行を加えてしまいました。そこまでやらなければ危険なタイプだという恐怖心から、過剰防衛になってしまいました。

男は戦意喪失した様子でしたが、女の方が半狂乱になりつつ、その場で警察に通報し、早く逮捕しろと懇願していました。男に立ち塞がれたとき、携帯で顔も撮られているはずなので、逃げても意味がないと思い、そのまま警察が来るまで煙草をふかし、身柄を拘束されました。

あらためて思えば、出所してからも相手に報復される恐怖に脅えながら生きるリスクを考えると、どんなに疲れていても遠回りをすべきだったと後悔していますが、仕事終わりの朝方の頭では、それを選択することはできませんでした。この一件で、人間は自分が正しいときほど、気をつけなければならないということを痛感しました。

DATE:2017/11/20

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